個人防災はじめの一歩

防災グッズ >> 生き残るためのモノ

自力で3日間、生き残るための備えをしていきましょう。

 

地震は、夏でも冬でも、朝でも夜中でも、時間や場所を選ばずにやってきます。

 

最初の3日間を生き残るためのグッズについて述べたいと思います。

 

「生き残るんだ」という強い気持ち、

 

「何とかなるさ」的な楽観主義、

 

そして日頃の準備とが相まって、災害から身を守ることになるのです。

持ち出す救急パックの中身は?!

揺れがおさまって、生きていることを自覚して、とりあえず身体が自由に動くことが確認できたら、防災グッズの入った救急パックを背負って、安全な場所に避難する行動を起こします。

1 水、2リットル入りを3本
2 IDカード(SOSカード:身分を証明するモノ)
3 懐中電灯
4 ラジオ
5 スウェットシャツ
6 ライター(ZIPPO&100円ライター)
7 頭痛薬、カゼ薬、オロナイン、バンドエイド等
8 手袋
9 ポテトチップス
10 チョコレート
11 ビール袋
12 薬、チョコレートを入れるプラスチックボックス
13 タオル
14 ウェットティッシュ
15 生理用品
16 石けん
17 銀行通帳、保険証等をまとめておく袋
18 10円玉、100円玉を少々
19 現金

一品一品確認してみよう!!

救急パックに入れる必需品を、ひとつひとつ確認していきます。

 

◆デイパック
 災害時に両手を空けておくことは最強のツールを持つことです。
 デイパックに必需品を詰め込んで、救急パックになります。だいたい重量として約7キログラムに耐えられる程度のものであれば、高級なものである必要はありません。

 

 

 

◆水
 2リットル×3日分を持ちましょう。
 コンビニ等で売っている消費期限が数年のものが使い勝手がよいでしょう。
 ペットボトルに水道水を入れたものは、3日ぐらいで入れ替えないと飲み水としては問題がでてきます。救急パックのほとんどの重さがこの水になりますが、水は命の素です。忘れないで救急パックに入れましょう。

 

 

 

◆IDカード(SOSカード等)
 意識を失ったまま救出されたとき、何処の誰で、何処に連絡をとったらいいのか、緊急手術の際、適合する血液型は何なのか・・・・が一瞬で判明、あなたの命を繋ぐ大事な情報源です。
 緊急時は個人情報などと躊躇している暇はないかもしれません。

 

 

 

◆チョコレート
 高カロリー食の代表です。山岳などで遭難したとき、1週間後に生還できたのは、チョコレートをかじりながら希望を繋いでいたからという話が伝わっています。
 これほどの高カロリー食をおやつにペロッと食べてしまえば、ダイエットなんか不可能です。

 

 

 

◆懐中電灯
 カンペキな必需品です。ランタン形式もあれば便利ですね。最近はLEDによる低消費電力で電池が長持ちするタイプが増えてきました。
 手回し発電ラジオと一体型になったものも見受けられます。何種類か準備ていても、邪魔になることはありません。災害の時の心強い明かりです。

 

 

 

◆ZIPPOライター
 いかなる天候下でも確実に火が得られる。
 ZIPPOは頑丈で、火が消えにくい。アウトドアを趣味にする人は、煙草を吸わなくともZIPPOを愛する人が多数います。

 

 

 

◆百円ライター
 いかなる天候下でも確実に火が得られる。
 ZIPPOと見かけは究極にあるのですが、使い勝手は抜群です。値段の割に、長持ちします。

 

 

 

◆小型ナイフ
 必要最低限にしてもっとも強力なサバイバルツール。
 スイスの有名な多機能ナイフは便利グッズの極みです。注意すべきは、ナイフ類は普段持ち歩いていると、職務質問で逮捕になる可能性が大きいので気を付けましょう。不便な世の中になったものです。

 

 

 

◆インスタント食品
 3〜7日分くらいの食料は用意しておきましょう。
 水を入れるだけで食べられるアルファ米は5年保存の優れもので、なによりかさばらないのがいいです。
 缶詰で揃えるなら、パッカンタイプにしましょう。缶切りがなくて食べられないときの惨めさはたまりません。
 ほかにカロリーメイトなどの栄養補給ブロックもはずせない保存食料です。
 定期的に入れ替えて保存期限が切れるのを防ぎましょう。

 

 

 

◆小型ラジオ
 手回しで発電しラジオが聞けるタイプがおススメです。電池は何時も補充できると限りませんし、そもそも何年も入れっぱなしの電池は、いざという時使えません。
 最悪の時は電池の液だれでラジオ本体が中身から腐食していってしまいます。
 手回し発電タイプがおススメです。携帯電話の充電やLED電灯もついたマルチタイプが優れものでしょう。

 

 

 

◆燃料
 固形燃料のストーブなどは煮炊きに欠かせません。
 保存のことを考えると缶詰タイプが便利です。
 ヨーロッパの軍隊が使用しているエスビットというポケットコンロも優れもので、燃料を収めている外箱がコンロ側になります。燃料がキャラメル上に分割されていて火力に調整もグーだそうです。

 

 

 

◆ファーストエイドキット&常備薬
1  緊急絆創膏
2 包帯
3 ガーゼ
4 消毒薬
5 消毒綿
6 化膿止めクリーム
7 湿布薬
8 鎮痛剤
9 風邪薬
10 整腸剤
これに通院などをして処方されている薬を3日分程度あると安心です。

 

 

 

◆ビニール袋、キッチン用ラップ
 キッチン用ラップ
 →あらかじめキッチン用ラップをかぶせた食器で食事をし、食べ終わったらラップだけはずして捨てる
  こうすると食器を洗わなくて済むのです。
 大型のビニール(ゴミ袋)袋もと重宝します。
 →簡単な防水ツール
 →水や荷物を輸送するコンテナ
 →穴をあければ簡単な雨衣
 密封用(ジップロック)
 →貴重品入れ
 →食べ物の保存
 → 銀行通帳、保険証等をまとめておく
 →10円玉、100円玉を少々
 → 現金(お札)

 

 

 

◆地図、コンパス、腕時計
 いつもは見慣れた街並みが地震よって崩壊すると様相は一変します。方向感覚に自信があるひとでも目印がなくなると自分の居場所さえ見失ってしまいます。

 

 

 

◆塩、ハチミツ、プロポリス
 塩分の量が長期間不足すると
 →消化液の分泌不足
 →食欲の減退
 →全身の倦怠
 →疲労
 →精神不安
 ・・・・こうした症状は体力を低下させ、生き延びる気力も奪ってしまいます。
 塩のほかにもハチミツやプロポリスなどの滋養食品があると便利です。

 

 

◆安全ピン、針、絶縁テープ
 針と糸
 →衣料の補修
 →シーツを使ったテントや布地の継ぎ合わせ
 →簡単な靴や鞄の修理
 →即席の布バックの作成
 安全ピン
 →針と糸がない時の仮止めの代用
 →迷子防止に住所と名前を書いた布を留める
 絶縁テープ
 →瓦礫の中から救出した電気製品の剥き出しになった電気コードの修理
 →赤と緑の絶縁テープは危険地域を知らせるロープの役目
 →テープを張って見える位置にメモを貼る
 →骨折した人の副木を固定
 →布を巻いた上から包帯代わりに巻く
 →厚く巻いて道具の補修に

 

 

 

◆スウェットシャツ
 災害は暑い日でも寒い日でもやってきます。
 スウェットシャツはあなたの命を救う道具になります。
  ・スウェットシャツを頭からかぶれば防災頭巾
  ・ウェストで2重に巻けば腰の保護
  ・煙が充満していれば水に濡らして避難行動
 等々工夫次第でサバイバルグッズに変身です

 

 

 

◆手袋
 究極の道具となる手を、寒さとけがから守ってくれます。
 材木屋ガラスの破片から手を守ります。これは軍手で十分です。
 化学薬品がこぼれたり、火事で金属が熱く焼けているような場面ではゴム手袋やケブラー、木綿、ウールの手袋も準備したいところ。

 

 

 

◆毛布(エマージェンシーブランケット)
 夏でも冬でも、体温の保護は大事なこと。体温が奪われると、体力も確実に奪われます。
 避難所生活も最初の頃は毛布の準備が間に合わないことも。しかし、毛布では救急パックには入りません。このとき便利なのがエマージェンシーブランケット、毛布3枚分の保温効果があると言われています・

 

 

 

◆帽子とバンダナ
 帽子は衝撃から頭を守るだけでなく、暑さや寒さも防いでくれます。いざとなれば水を入れるバケツ代わりに使えます。
 バンダナは、スカーフとして強烈な日射から首筋を守ってくれます。包帯や止血帯としても使えます。三角巾にすればけがをした腕を固定できます。赤や黄色は救助信号代わりにも使えます。

 

 

 

◆笛
 居場所を知らせる笛は救出を求める合図の用品として備えておきたいものです。

 

 

 

◆石けん、生理用品、ウェットティッシュ
 衛生用品は精神的なダメージを防ぎます。アウトドアに慣れているひとでも、かなりの期間、風呂やシャワーなしでの生活は、不快感を増大させてしまうもの。ましいて、一般の人たちにとって、衛生的な環境を保てないときの不安は大変なものです。
 女性や子小さな子供の衛生状態を保つための最小の用品は必要です。

 

 

 

◆メモと筆記具
 →離ればなれになった家族との待ち合わせ場所を指  示したメモを伝言板に貼ったり、
 →緊急時に持ち出したお金の金額をメモしたり
 →ちょっとしたコミュニケーションの手段として使ったり書くことで生き延びることができます。

 

 

 

◆予備のメガネ
 普段メガネを使っている人は必需品です。
 地震やそのたで紛失したり壊したりしたときには、この指のメガネはありがたいものです。

 

 

 

◆文庫本、トランプ
 素手でも時間の楽しみ方を十分に心得ている方は必要ないかもしれません。
 外国人だったら、文庫本ではなくて聖書をバックパックに忍ばせるひとがいるかもしてません。要は、何度繰り返し読んでも飽きないものをおススメします。
 ゲームも、電池やコンセントから電源が必要なタイプは耐えられないかもしれません。アナログなゲームで楽しむ癖を付けておいた方がいいのかもしれません。

 

家や車に備えておきたいもの!!

当然デイパックに入らないものは、別途収納ボックスや自家用車のトランクに備えておく着意が必要ですね。

 

◆水用ポリタンク
 赤いポリタンクは灯油。
 白いポリタンクは飲み水。
  3リットル×4人分×3日分=36リットル
  18リットルのポリタンク2個を満水にしておくと4人家族で3日間はぎりぎり間に合いそうです。
 これに、救急パックの飲み水を合わせて、大事に使う ようにしましょう。 

 

 

 

◆ブーツ
 救急パックの横に常に置いておきます。
 家屋や家具の破片、そして一番怖いのがガラスの破片です。被災直後は、家の中でもブーツで移動して怪我をしないように努めましょう。
 鋭い傷口から細菌が入ることが恐ろしいことです。 

 

 

 

◆雨衣
 晴れた日ばかりではありません。
 コンビニで売っている半透明の雨衣でも、あれば軽いしコンパクトに畳めるので便利です。
 雨に濡れると身体が冷えて、体調を崩す原因になります。エマージェンシーブランケットと組み合わせて体温保持に努めることが肝要です。

 

 

 

◆アウトドア用小型コンロ
 灯油からガソリンまで使えるマルチフューエル・タイプで取扱い説明書を失くしても簡単に扱えるモノがよいでしょう。
 点火用には、防水用のマッチも準備しておくとベストですね。

 

 

 

◆簡易トイレ
 意外と、飲んだり食べたりするほうは気が付いて準備をしておくのですが、インプットがあればアウトプットも忘れてはいけません。
 避難所のトイレが水で流せないときに、しばらくの間携帯トイレで処置をすれば、いくらかでも衛生面での貢献ができるというものです。

 

 

 

◆斧とハンマー
 マンションなどの頑丈なドアの中に閉じ込められて、火災などが発生したとき、強制的に外に出なければならない緊急時に使います。
 車もパワーウィンドウや電動ロックだと、閉じ込められ可能性があるので、車内に準備しておくのもいいかもしれません。

 

 

 

◆カセットコンロ
 灯油からガソリンまで使えるアウトドア用小型コンロでも十分ですが、プラスしてあれば便利ですね。
 大きな鍋や焼き物に対応できるのがうれしいグッズです。日常でも使えるところがミソですね。

 

 

 

◆発動発電機
 一般家庭に必ずしも必要ではないでしょう。
 オートキャンプとが好きな人は持っているかもしれません。
 あれば便利なグッズです。

 

 

 

◆浄水器
 ペットボトルやポリタンクの水があれば当分の間大丈夫なのですが、震災時に建物や家具に押し潰されたときに飲み水を確保するときに必要になるかもしれません。
 あれば便利なグッズです。

 

日常の生活で習慣にしたい備え!!

日常の中で、習慣化しておくと、いざという時に役に立ちます。

 

◆お風呂の水はいつも満杯
 水洗トイレの汚物を流すのに使えます。
 飲料水が不足してきたら、別途用意している浄水器を使って飲料用に使います。
 あれば便利なお風呂の水(お湯)です。

 

 

 

◆水用ポリタンクはいつも満杯
 ポリタンクの水は消毒済みの水道水を使うのですが、密閉されている容器ではないので、どうしても時間が経つと、よからぬ細菌が増殖します。
 ポリタンクの水は3日ごとに新鮮なものと入れ替える必要があります。入れ替える古い水は、風呂や洗濯に使用して無駄にしないようにしましょう。